NETIS登録番号 KT-030007-VE
H29.4 掲載終了
○概要
施工性と品質を向上させるコンクリート鉛直打継目工法!
KKシートは剛性のある凸凹を有するエンボス加工樹脂シートです。
KKシート工法は、従来のコンクリート打継目処理(チッピング、凝結遅延剤処理等)に代わり、円錐台形の突起を有する樹脂製シートを、型枠に取り付けコンクリートを打設することで、脱枠と同時に均等な凸凹状の打継目が形成される工法です。
○特長
・均質な打継目処理が可能となり、従来工法より施工品質が向上します。
・ハツリによる目粗し作業を作業を、KKシートの着脱作業で代替することができ、施工の合理化が図れます。
・騒音や粉塵及び汚濁水などの発生がなく作業及び周辺環境の保全になります。
・従来工法による打継目と比べ同等以上の強度特性が得られます。
・NETISの準推奨技術となっています。
・建設技術審査証明を(財)土木研究センターより取得しています。
○製品形状
○打継目の性能
・KKシートによる打継目は、打継目のない一体打ちコンクリートに比べて、曲げ強度で89%、引張強度で74%、せん断強度で62%の強度特性を有しています。
・チッピング処理による打継目に比べ、同等以上の強度特性が得られます。
・騒音や粉塵及び汚濁水などの発生がなく作業及び周辺環境の保全になります。
・水密性は、チッピング処理による打継目より優れています。
・施工上の弱点となりやすい打継目において、強度の確保と耐久性の向上が図れます。
○施工手順
1.KKシートをタッカー等により型枠に貼り付けます。KKシートを連続して貼りつける場合は突起部を一列重ね合わせて施工します。
2.型枠への貼りつけは打継目の強度・耐久性を確保するため、鉄筋のかぶり部を含めて打継ぎ面の全面とします。
3.鉄筋やシース貫通孔とKKシートの凸部が重なった場合は、コンクリート打設時における孔部からのノロ漏れを防止するため、KKシートの凸部突起を専用ゴテで平坦にしてから貫通孔を開ける等の対処をします。
4.コンクリートの打設、養生後、型枠を取り外しKKシートを全て取り剥がします。
5.打設面に十分な給水を行って新設コンクリートを打設し打ち継ぎ完了となります。