NETIS登録番号 KT-160139-A
○概要
施工性と品質を向上させるコンクリート鉛直打継目工法!
KKシートは剛性のある凸凹を有するエンボス加工樹脂シートです。
KKシート工法は、従来のコンクリート打継目処理(チッピング、凝結遅延剤処理等)に代わり、円錐台形の突起を有する樹脂製シートを、型枠に取り付けコンクリートを打設することで、脱枠と同時に均等な凸凹状の打継目が形成される工法です。
KKシート40はコンクリート最大骨材40mmに対応しました。
○特長
品質性能
- 打継面の保護-若材令コンクリートに対してチッピング作業による衝撃を与えない
⇒良質な打継面を形成できます!! - 打継面の養生-レイタンス除去に伴う早期脱型の必要がない
⇒内部コンクリートの水分の蒸発を防止&打継面の健全な水和反応を促進! - 曲げ、引張強度、せん断試験により、従来の打継処理以上の数値を確認しています。
施工性
- 作業者の技能に関係なく均質な打継面を確保できます
- 気象条件の影響を受けることなく、小雨程度であれば、作業可能
⇒遅延剤が雨で流れるという懸念がない! - チッピング作業による騒音や粉塵の発生がない⇒作業環境が改善
- 打継面処理のための早期脱型やレイタンス除去作業が省けます
- 打継面処理のための特殊な工具不要!(ハイウォッシャー、チッピング工具等)
環境保全
- 騒音・粉塵や汚濁水などの発生がなく、作業環境の衛生および周辺環境の保全が図れます
- チッピング処理で発生するコンクリート殻などの産業廃棄物が出ません
- 遅延剤によるレイタンス処理に伴う汚濁水が発生しません
- KKシートは純粋な炭化水素と少量の無機充填剤を原料とするため、焼却時の有害性がなく、
処分に当たっては産業廃棄物と同様な処理を行ってください
その他
- 型枠面にKKシートを貼り付けて使用する
⇒化粧合板型枠を使用しない⇒経済的!! - 施工場所として、海沿い、山の中、河川の上など環境保全に役立ちます
- コンクリート構造物の適用例
橋梁上下部工、PCタンク、擁壁、カルバート、堰堤、トンネル、鉄道高架橋 - 打設後の打継面処理が難しい箇所に最適!!
○KKシート40とKKシート25の比較
○施工手順
1.KKシートをタッカー等により型枠に貼り付けます。KKシートを連続して貼りつける場合は30mm程度ラップさせて施工します。
2.型枠への貼りつけは打継目の強度・耐久性を確保するため、鉄筋のかぶり部を含めて打継ぎ面の全面とします。
3.コンクリートの打設、養生後、型枠を取り外しKKシートを全て取り剥がします。
4.打設面に十分な給水を行って新設コンクリートを打設し打ち継ぎ完了となります。